2017.04.18

名古屋チャリティーコンサート一日目リハーサル、今終わりました。
時計は午後4時を回ったところです。始まったのが去年より少し早かったのは。それだけやることが多かったということ以外になさそうです。
四か月ぶりの再会、そして再開。でも、そういう気負いとか特別な何かは全く感じさせない始まりでした。時間通りにステージに現れたミュージシャンが思い思いの音を出している。一人一人が出していた音があたかもアドリブのセッションのように聴こえてくる中に浜田さんが姿を見せる。近くのスタッフにグータッチして、音の輪の中に参加する。ストレッチをする仕草が去年より多い気がしたのは、久々のステージという気持ちの表れでしょう。ミュージシャンの演奏を聴きながら手をかざして左右の袖の客席を確認する。歌い始めてからもステージサイド席に向かって歌う場面が多かったのも、見えにくい席を気遣ってのものでしょう。
四か月、という時間を感じさせない。
前回のライブが先週、と言っても納得してしまうくらいの自然な落ち着き。それは拍子抜けするくらいでした。
「ミュージシャンの皆様、スタッフの皆様、イベンターの皆様、会場を手伝って下さっている皆様、今日は、シリアやイラクの難民の方たちへのチャリティーコンサートです。今日はよろしくお願いします」
浜田さんが、そう言ったのはリハーサルが始まってすぐの歌の中で、でした。白い「J.BOY 30th Anniversary」Tシャツだったのは、去年を思い出しました。
良いリハーサルでしたよ。リハーサルらしいリハーサルというのでしょうか。ブランクは感じなかったとは言え、やはり音の聴こえ方や鳴り方、確認することや修正することが多いのは当然なわけで、一つ一つを的確に伝えて次へ進んでゆく。舞台監督 岩浅さんの「一度やってみますか」という質問に、浜田さんが「いや、大丈夫、そんなキャリアの人たちじゃないです」と答えるというシーンが何度かありました。
そう、さっき、この現場ならでは、という言葉を使いましたけど、それなんでしょうね。ミュージシャンや彼らが出す音、演奏する音楽に対してのリスペクトが空気になっている。浜田さんやスタッフ、全員のそういう気持ちが感じられるんですね。
色んな意味で、良いリハーサルでした。
そういう一つ一つの確認の丁寧さ。それが無駄なく進んでゆく手際の良さ。そして、去年やってなかったことをやろうという新しいチャレンジ。チャレンジは大げさですね。それは本番で、ということになりそうです。
良いリハーサルだったなと思ったのはもう一つ理由があります。それはリハーサルの最後に浜田さんがこの日がどういうコンサートなのかを改めて口にした、ということがありました。
シリアで最近起こった自爆テロが戦場を離れようとするバスに乗っていた一般市民を狙ったものだったこと、子供たちがポテトチップをもらおうと集まったバスが爆発して一度に子供たち100人の命が奪われたこと。すでに550万人の難民が発生していること。それに対しての支援が圧倒的に不足していること。今日のコンサートの収益が避難する人たちのテントなどに充てられること。それでも全く足りないということ。彼はそういう話をしてから「皆さんがプレイする一つ一つの音に気持ちが込められていれば素晴らしいプレイになると思います」。
そこまで一気に話してから、少し照れたように「マル。よろしくお願いします」と締めくくりました。
国連UNHCR難民支援プロジェクトサポートのためのチャリティーコンサート、一日目。すでに開場してます。
まもなく開演です。
田家秀樹