2016.12.04

南青山 DEE’S HALLにて開催中の、カメラマン内藤順司氏による写真展「THE HEARTS“志”」。
その会場で、内藤氏とジャパンハート代表 吉岡秀人医師のお二人によるギャラリートークが行われるという事でお邪魔してきました。



立ち見が出るほど沢山のお客様が集まる中、お二人が今の活動を始めるまでの経緯~現在の活動内容についてや、哲学的なお話しなどもあり興味深く聞かせていただきました。




吉岡医師の活動についてのお話では、海外での医療設備も十分とは言えない厳しい条件の中、限られた時間の中で一人でも多くの患者さんを救うために日々奮闘する様子を説明されていました。
医療が発達していない地域だからこそ、日本では扱ったことがないくらいに病状が悪化して手術の難易度が上がった患者さんが沢山来るため、いかに早く確実に手術をこなしていくかを常に考えなければならない。
手術の現場が山の中にあるような場所だったりする事もあって、舗装されていない道を車の荷台にのせられて移動したりもします。そんな生活を十数年続けています、など。

そういったお話を聞いてく中で、お客様からの質問コーナーになった際、
日本ではなくラオスやミャンマーに行こうと思ったきっかけは何だったのでしょう?何が吉岡医師をそこまで動かすのでしょう?
というような質問があったのですが、それに対して

『医者になろうと決心した時に、「絶対医療を受けられない人のために医者になろう」と思ったんです。それが、たまたま海外だっただけです。』

と話されていたのが印象的でした。
自分の人生にとって意義のある事だから続けているのだと、その言葉に強い意志が込められているのを感じました。

そして、そんな吉岡医師の姿に心動かされ、自分の意志で現場へ同行する内藤氏が撮影した写真の数々が、今回展示されています。
内藤氏にとって、写真とは「自分の人生との対話である」と話されていたのも印象的でした。




吉岡医師と内藤氏の2ショット。



ドラマーの小田原氏もたまたまいらしてたので、記念に内藤氏と。



写真展は、12月6日(火)まで開催しているそうなので、お近くの方は是非足を運ばれてみてはいかがでしょうか?

FCスタッフ

2016.12.01

浜田省吾、スピッツのカメラマンとして活躍している内藤順司氏が南青山のギャラリー Dee’s Hallで【本日12/1(木)〜6日(火)】まで写真展を開催しています。

ジャパンハート代表・吉岡先生、ロシナンテス代表・川原先生達と一緒に活動したスーダン、ミャンマー、カンボジア、ラオスなどの地域での記録とJ.S.Foundationの佐藤代表達と一緒に活動した東日本大震災などで撮られた記録の一部です。
ご存知の様に今回のツアー ON THE ROAD 2016 “Journey of a Songwriter”の各会場で展示している写真の発展形です。全69点が展示されています。
現実はもっと悲惨で私たちの想像の及ばない世界だと思うのですが、展示されている写真1点1点が綺麗で、力強く、そして深く、一層考えさせられます。
お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。



やっと会場の展示を終え、ようやく余裕がでてきた内藤くん
「沢山の方に見て欲しいなぁ〜」だそうです。

http://www.junji-naito.com/

プロデューサー 岩熊信彦

2016.11.27

名古屋二日目、終わりました。
いつもより長かったです。
感動的な終わり方でした。
最後の曲で思わず涙ぐみそうになりました。
こういうのをカタルシスというんでしょうね。浄化です。あらゆる感情がありながら、それが洗われて行く。言葉にならない想いが透明になってゆく。心の奥から自然に涌いてくるような拍手が会場を包んでました。お客さん、8,532人。それだけの数の人が確実にそこに生きている。それでいて、それだけじゃない。一人一人のエゴ、のようなものが感じられない空間。放心、というんでもないです。自分は見失ってない。むしろ満たされた気持ちの方が強い。
そう、達成感なんでしょうね。聴く側の達成感。これだけのものを見届けた。コンサートを聴く、という受動的な立場にいながら、それだけじゃない。受け止めた、そして共有した、同じ時間を一緒に過ごしたという手応えでしょう。一体感というのともまた違ってます。
そう思わせてくれたのは、もちろん、ライブがそうだったからです。聴き応えのあるライブでした。聴き流せないライブでした。一曲ごとに引き込まれて行くような集中力のあるライブでした。
じっくりと、そして、どっしりと。昨日、それぞれの演奏が無駄なく綿密に組み合わさった完成度の高いライブ。昨日、揺るぎない説得力と書きましたけど、揺るぎない演奏。骨太にして繊細。個々の音が果たしている役割と全体のバランスのこれも昨日使った言葉ですけど微動だにしない安定感。こういうのを本当の意味の大人の演奏というんでしょう。若い頃のように感情をむき出しにしない。勢い任せにしない。丁寧で緻密な”間”で紡がれている気がしました。
曲によってのメリハリの濃さ。中でもバラードの聴き応えは特筆されなければいけないでしょう。同じバラードでも編成が変わったり、使っている楽器が違ったりする。古村さんのマンドリンやフルートの繊細さや小田原さんのドラムのシンバルと美久月さんのベースの呼吸とか、ミュートのかかった佐々木さんのトランペットと清岡さんのトロンボーン。河内さんのピアノと福田さんのアコーディオン、町支さんと長田さんのアコースティックギターの音色、浜田さんは、そんなメンバーの演奏を歌いながら頷いている。客席は息を呑んだように静まりかえって聴き入っている。演奏が終わった時の拍手は、クラシックのコンサートを思わせるものでした。
バラードだけじゃないです。アップテンポの曲で聴かせる竹内さんと中嶋さんのコーラスのテンションの高さはプログレッシブロックのような重厚感がありました。
静と動、知と情。どの曲でも、随所にそういう聴き所がある。その中心に町支さんがいる。バンドメンバーと目でコミュニケーションしながら演奏で応えて行く。ギターのネックが指揮棒のように見えました。実際に指揮をしている場面までありますからね。
開演前、廊下で町支さんと立ち話をしたんですが、終演後、メンバーと食事を済ませてホテルに戻ってからその日の演奏をチェックしていると言ってました。「ヘロヘロですよ」という表情は明るかったです。
 
今日、このツアーで一番長いライブになりました。
それは演奏だけではなかったです。
「今日、フィデル・カストロ氏がなくなりました」と始まったトークは、彼が9才の時に起きた60年代のキューバ危機から彼のお父様の被爆体験、自分の書いた歌に対して改めて思うこと、そして、今、世界の動きに対して感じている危機感と続いていきました。それがPART1。更にPARTⅡ、Ⅲまでありました。
キューバのカストロ議長が亡くなったニュースは恥ずかしながら僕も知りませんでした。でも、彼が、初めて広島の原爆資料館に行った時とキューバ危機が重なっていて、第三次世界大戦の恐怖が父親の体験もあって夜も眠れない日々を過ごしていたという話は彼のインタビューでも何度か聞いてました。そういう出来事とアメリカの大統領選に繋がって行く。「アメリカ」という歌はアメリカ讃歌じゃない、幻想から現実を知る歌なんだ、という話は、リハーサルの時に書いたことへの補足のように聞こえました。
コンサートでそういうジャーナルな話をするアーティストは多くありません。今日、初めてご覧になった方は、どんな風に感じられたでしょう。彼は、最後にホテルのテレビで見るワールドニュースの話を例にとりながら、世界には国と国、宗教や派閥、様々な利害関係が入り乱れる中で悲惨な状況を強いられている人たちがいかに多いかという話をしてました。こうして音楽を楽しめるということがどのくらい恵まれているか。音楽を通して、そういう人たちをサポートする機会がもし、名古屋であれば、ということで終わりました。
新作アルバム「Journey of a Songwriter」は、まさしくそういうアルバムでしょう。悲劇が絶えない世界で、今、かけがえがないのないこと。そこに向かう強靱な意志と祈りが音楽になっている。コンサート会場という限定された空間ではない。終盤、ふっと自分がどこの会場にいるのか分からなくなりました。そういうことを超えていたというんでしょうか。
2016年11月27日、名古屋ガイシホール二日目。
名古屋市内70回目、愛知県77回目。
これが浜田省吾、と改めて思わされた夜でした。
今、11時です。
照明のトラスが下ろされてます。
もうステージは存在しません。
年内、後二カ所です。
どこまで行くのでしょうか。
田家秀樹

2016.11.27

昨日、浜田さんが日本ガイシホールの会場入りの際に撮影した写真が届きました!

ファンクラブ会報ではお馴染み、浜田さんが撮影した写真の紹介をするコーナー「Shogoraph(ショウゴラフ)」のツアーブログ版でございます。
入り待ちをされていた皆さんの写真ですね。笑顔が素敵です♪





※本日も、終演後はご挨拶を控えさせていただきますのでご了承ください。
FCスタッフ

2016.11.27

今、リハーサルが終わりました。
ちょっと表に出てみたら、雨、結構振ってます。さっき、小雨だからそんなに濡れないかも、と書いたのは訂正します。傘、ささないとかなり濡れます。冷えると思いますって、もう遅いですね(笑)。
きめの細かいリハーサルでしたよ。
でも、神経質な感じは全くありません。
昨日もそうでしたけど、求めるものがより高くなっているんでしょうね。デリケートになってる。音の聴こえ方とか、重なり方、曲のつなぎのタイミングの心地良さとか、楽器の音色のニュアンス。何度も同じところを演奏し直して、浜田さんが両方のイヤモニに手を当ててじっと聴いているという場面はそんなに多くなかったでしょう。演奏中にスクリーンに映るメンバーを見ながら声をかけたり、その人の所に行って耳打ちするシーンが多かったのも、今までのリハーサルとも違う感じでした。耳打ちされた人が思い切り笑顔になったりもしてるんで、必ずしも音楽の話だけしているのではないかもしれませんが。でも、親密感はより強まっている感じです。
細かいけれど神経質じゃない。昨日、浜田さんは、歌った後の喉のケアとかで会場を出るのがかなり遅かったようなんです。メンバーの食事が、辛い料理が評判の台湾料理屋だったことを「俺が辛いものを食べられないのを知っていながら」とすねてみたり、ルームサービスのメニューにおいしそうな味噌カツ定食の写真があったんだけど、我慢したという涙ぐましい話も披露されてました。
短い時間の中のいくつもの表情。自分の歌を英語混じりで歌ったりというシーンもありました。元々浜田さんの曲はアメリカのR&Bやソウルがベースになってますから、自分の歌でも、英語混じりになると洋楽のように聴こえますね。昨日もステージで言ってましたが、今、このバンドで60年代のR&Bのアルバムを作ろうとしているというのも意識してるんでしょう。
「ここでアンケートです」
いきなりそう言われたバンドメンバーが怪訝な表情になったのは、リハーサルが始まってすぐでした。
「ドナルドトランプに投票した人」
もちろん、そんな人はいませんから「え」という表情になったわけです。昨日のステージで福岡の後に「引きこもり生活」している時にニュースや新聞を見たりして過ごしていた、と話してましたけど、今の彼の関心事がふっと出た、という印象でした。
その時、彼が着ていたのは「J.BOY 30th ANNIVERSARY」のTシャツでした。新大統領になって移民政策が変わった時には、あの歌のようにアメリカを夢見る少年にとって、開かれた国ではなくなってしまうのかもしれない、と思ったりしました。
2016年、年の瀬です。
今年も色んなことがありました。
世界も変わって行きます。
悲喜こもごもの年末に向けて、今日もJ.BOYやJ.GIRLたちの一夜限りのワンナイトショーがまもなく始まります。
今、開場しました。
今日も良いコンサートになりそうです。
田家秀樹